帝王切開は「楽」?!ちょっと待って!助産師が物申します。
こんにちは!
Good job meの杉山です😊
小学一年生の娘が、今日から学年閉鎖でお休みになりました…
今、向かい合ってこの記事を作成しているところなのですが、娘は今のところインフルではなく、とにかく元気いっぱい。
大きな声で歌いながら何か書いていたり、突然踊り出したり、当然ながら喋りかけてくるわで仕事になりません😵
さすがに三日間一歩も外に出ないのは逆に不健康かと思い、誰もいない公園に行ったり、家の前で自転車に乗ったりして過ごしています🚲💦
皆様のお住まいの地域でも流行っていませんか?
体調にはどうぞお気をつけくださいね…😣🙏
さて、本日は「『帝王切開は楽』ちょっと待って!!」についてお話しします。
誰かに悪気なく言われた一言が、思った以上にママの心を傷つけてしまうことがあります。
「帝王切開でよかったね。陣痛がないから楽でしょ?」そんな言葉にショックを受けた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
現場で働く助産師さんから「そんな言葉を成敗させて欲しい」とのお申し出が✊🔥(なんとも心強い…!)
この記事は、帝王切開を経験したママだけでなく、パートナーやご家族の方にも読んでいただきたい内容です。
決して「楽」な出産ではないということを、医学的な視点も交えながら6つのポイントでお伝えします😉
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目次
1.帝王切開は大手術
2.傷の痛み
3.出血量が多い
4.痛み以外にも大変なことが沢山
5.精神的な負担
6.全ての帝王切開ママと家族へ伝えたい
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① 帝王切開は大手術
帝王切開の傷は平均で約10〜15cmほど。
皮膚だけでなく、皮下脂肪・筋肉の層・子宮など、いくつもの組織を切開し、縫い合わせています。
見える傷の奥には、たくさんの組織が回復を頑張っているのです💪✨
そのため、身体の回復には時間がかかります…!
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② 傷の痛み
身体の深い層まで切開しているため、痛みが強く長引くことがあります。
皮膚の表面に近い部分よりも、内側の組織に近い部分の手術の方が痛みが強く出やすい傾向があります😣
その痛みが数週間続くことも少なくありません。
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③ 出血量が多い
帝王切開の出血量は平均で500〜1000mlほど。
経膣分娩では500ml以内が多いため、帝王切開の方が出血量は多い傾向です。
虫垂切除が15ml前後、開腹手術でも500ml以上は多量とされるほどです😵
それだけ身体に大きな負担がかかる手術なのです。
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④ 痛み以外にも大変なことが沢山
手術の後も、すぐに始まるのは育児です。
安静にして回復を優先することが難しく、授乳の姿勢によっては傷が痛むこともあります💦
夜中の授乳や寝不足が続く中で、身体の回復が追いつかず、つらさを感じる方も多いですよね。
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⑤ 精神的な負担
帝王切開は下半身麻酔で行われることが多く、意識がある中でお腹を切られるという状況です。
身体が固定されて動けない中、緊張や不安が大きくなる方もいます😔
麻酔の影響で具合が悪くなることもあり、精神的な負担は想像以上です…
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⑥ 全ての帝王切開ママと家族へ伝えたい
出産に「楽」なんて言葉はありません。
どんな出産の方法であっても、ママは命を懸けて出産に臨んでいます。
子どもの命が宿ること、そして誕生することは当たり前ではなく、本当に奇跡。
ご家族の皆さんには、どうかそのことをずっと忘れないでいてほしいです😌💖
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今日の内容は公式Instagramでも
イラスト付きでご紹介しています😉
参考になれば幸いです💐




















